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成人T細胞白血病リンパ腫(Adult T-Cell Leukemia/Lymphoma:ATL)における皮膚症状はATL患者の約半数に認められ、斑型、局面型、多発丘疹型、結節腫瘤型、紅皮症型、紫斑型に分けることができ、皮膚症状によって予後が異なる。WEBセミナーでは、皮膚症状とその治療について解説する。

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40歳代、女性。全身の紅斑、皮膚萎縮のため当科紹介。前額や上肢に黒色痂皮を伴う結節病変がみられ、躯幹四肢には萎縮性の紅斑がみられた。菌状息肉症T3N0M0 stage IIBの診断としたが、生検後に結節病変はすべて消退したため、局所治療として外用療法とNB-UVBを開始した。その後も1~2㎝大の結節の新生がみられるが、数週間で自然消退するため、全身療法は行わずに局所治療を継続している。

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講演1 大島 孝一 先生
皮膚T細胞リンパ腫とNK細胞リンパ腫は非常に多彩で、緩徐な経過をたどるものや、急速に進行するものがあり、診断は、今後の治療方針を決定するためには重要である。分類の総説、および全体像、また、菌状息肉症、セザリー症候群、原発性皮膚CD30陽性T細胞リンパ増殖異常症、皮下脂肪織炎様T細胞リンパ腫、節外性NK細胞リンパ腫,鼻型などを紹介したい。

講演2 藤村 卓 先生
菌状息肉症は、進行期への移行期では同一患者皮膚において複数のT期が混在することから、より汎用性の高い治療薬が必要となる。ベキサロテンは、実臨床においても早期から進行期にかけて幅広い有効性が報告されており、その汎用性からCTCL治療で大きな役割を果たしている。本講演ではベキサロテンの菌状息肉症への治療効果を腫瘍免疫環境から考察する。

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ベキサロテンは、2016年に皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)に対して保険適応となったレチノイドX受容体アゴニストであり、日本皮膚科学会の皮膚リンパ腫診療ガイドライン2020において菌状息肉症・セザリー症候群に対する治療選択肢の1つとして挙げられている。
当科では2022年6月までの期間に13例のCTCLに対してベキサロテン治療を行った。患者の年齢は35-84歳(平均:61歳)、男女比は男性:10例、女性:3例であった。疾患の内訳は菌状息肉症が12例(Stage IB:1例、IIA:1例、IIB:6例、IIIA:3例、IIIB:1例)、末梢性T細胞リンパ腫が1例であった。副作用としては甲状腺機能低下症を全例で認め、他には高トリグリセリド血症が7例、高コレステロール血症が3例、頭痛が2例であった。自験例を供覧し、当科におけるベキサロテン治療のまとめを報告する。

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講演1 金 滋仁 先生
62歳男性. 初診12年前より瘙痒伴う紅斑が出現. 6年前より前医にて湿疹として加療も, 紅斑は徐々に扁平に隆起し増加, 当科を紹介受診.mSWAT 91.3, 菌状息肉症(腫瘍期)T3N2M0B0 stageⅡBと診断. ベキサロテン内服と紫外線療法, 電子線照射にてmSWAT 41.05と改善したが, 新規の腫瘤性病変の出現がみられる. 今後は単剤化学療法への切り替えも検討している.

講演2 内山 明彦 先生
50歳代,男性.紅斑期の菌状息肉症に対してステロイド外用,紫外線療法,インターフェロン療法で加療後に皮疹の再燃と腫瘤形成あり.ベキサロテン内服療法(125mg/㎡/body)を開始し紅斑は改善したが腫瘤形成が断続的にみられている.血液検査では骨髄抑制の出現あり,ベキサロテンの増量が困難な状況が続いている.

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講演1 棚橋 華奈 先生
70歳代女。X-3.5年から右顔面の紅斑、腫脹。X-2年、当科初診。皮膚生検で毛包周囲にやや核の腫大したリンパ球の浸潤があり、PCR法でTCRγ鎖の遺伝子再構成陽性。経過中、左頬部にも紅斑と腫脹が出現.光線治療の効果は乏しく、放射線照射で若干の改善あり。INF-γ、ベキサロテン内服は副作用のため継続できず、治療方針について苦慮している。

講演2 岩田 真衣 先生
50歳代、女性。菌状息肉症StageⅡB(T3N0M0)の診断.陰部に腫瘤、大腿に潰瘍を伴う結節、体幹に結節や紅色局面、紅斑を多数認めた。陰部、大腿の病変に対し放射線照射を行い、その後ベキサロテン内服を継続中。放射線照射を行った病変は平坦化し、躯幹の紅斑や局面も軽快傾向であるが、腰部の結節が残存している。

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未分化大細胞型リンパ腫の診察について、戸倉新樹先生は患者役、菅谷誠先生は医師役になっていただきロールプレイで紹介致します。

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北里大学病院皮膚科で菌状息肉症に対しベキサロテンを投与した 2 症例を提示する。1 例目は全身に多発する難治性紅斑局面の症例,2 例目は踵に潰瘍を伴う腫瘤を形成した症例で,病期はともに T2bN3M0B0 stageⅣA2 であった。Narrow-band -UVB 療法とベキサロテンを併用し,奏効を長期維持している。

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ベキサロテンはCTCL治療に広く用いられているが、日本ではまだ長期投与症例の報告は少ない。
岡山大学病院でベキサロテンにて加療された11例の菌状息肉症 (MF)患者について解析した。
長期投与症例ではベキサロテンの減量や一時中止、副作用に対する内服投与にてベキサロテンを長期継続することができた。
ベキサロテンは日本人MF患者においても副作用をコントロールすることで長期に投与でき、有効な治療選択肢となりうる。

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当セミナーでは、皮膚リンパ腫の第一人者である戸倉新樹先生から「Primary cutaneous CD4+ small/medium T-cell lymphoproliferative disorderについて考える」をテーマにお題を出し、皮膚科から菅谷誠先生、濱田利久先生、島内隆寿先生の3名の専門医と病理から大島孝一先生を交え、討論を通じ、Primary cutaneous CD4+ small/medium T-cell lymphoproliferative disorderの疑問に迫る。

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当科で経験した16例を分析した。ベキサロテン症例は4例あり、長期投与した2例を提示する。いずれも局所治療でStageⅠを長期維持していた。50代男性は腫瘤を認め、ベキサロテンを開始し、1年間小康を維持したが、リンパ節転移をきたし、ブレンツキシマブベドチンへ変更した。70代女性はベキサロテンへ変更後も、StageⅠAを維持できている。

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当セミナーでは、皮膚リンパ腫の第一人者である戸倉新樹先生から「Pagetoid reticulosis (PR) パジェット様細網症と皮膚型 (primary cutaneous type) ATLについて考える」をテーマにお題を出し、皮膚科から菅谷誠先生、濱田利久先生、島内隆寿先生の3名の専門医と病理から大島孝一先生を交え、討論を通じ、PRパジェット様細網症と皮膚型ATLの疑問に迫る。

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当科で治療を行なったMF4症を供覧する。症例1:70代男性。紫外線・放射線治療歴あり。腹部・下腿に腫瘤が新生しベキサロテンを開始、腫瘤は消褪。症例2:50代女性。全身に紅斑、腹部や顔面に腫瘤がみられたがベキサロテン投与にてPR。しかし、全身に腫瘤が再燃し、エトポシドを投与。症例3:30代女性。全身に浸潤性紅斑あり、インターフェロンγ-1a投与。症例4:60代男性。全身に紅褐色斑、苔癬化あり。アトピー性皮膚炎の診断でデュピルマブ投与も皮疹は改善せず。再精査を行い、MFの診断。

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当院で経験したベキサロテン長期投与を行っている菌状息肉症の2症例を紹介する。症例1は20歳代男性、CD8陽性bullous typeのmycosis fungoidesにて内服PUVA療法とベキサロテン1812日以上継続加療中。症例2は30歳代男性、foliculotropic mycosis fungoidesにて内服PUVA療法とベキサロテンにて1423日以上継続加療中である。それぞれの症例を提示し治療において難渋している点や問題点の議論を行いたい。

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講演1「リンパ節転移を伴った皮膚未分化大細胞リンパ腫に対するcombination therapy」
清原 英司 先生 (大阪大学 皮膚科 講師)
進行期のCTCLは治療に難渋することが多い。その理由としては抗がん剤の治療反応性が悪く、高齢者に好発することから強力な治療も行いにくく、副作用管理にも労力を使うという点である。今回進行期CTCL、特に菌状息肉症での治療について概説したい。また、所属リンパ節転移をきたしたcALCLを経験したため紹介する。

講演2「リンパ節浸潤後も緩徐な経過を呈している菌状息肉症」
藤井 一恭 先生 (鹿児島大学 皮膚科 診療准教授)
30歳代女性。菌状息肉症 (T2bN0M0B0, stage IB) のためエトレチナート内服などで加療していた。1年半後に左腋窩にリンパ節腫脹が出現。摘出したところ、腫瘍細胞のリンパ節浸潤を認めた。採血データなどから病勢は高くないと考え、タルグレチンで加療している。以後1年経過しているが、皮膚病変は改善し、新たなリンパ節病変なども認めていない。

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当セミナーでは、皮膚リンパ腫の第一人者である岩月啓氏先生から「菌状息肉症のlarge cell transformation(LCT)と続発性リンパ腫様丘疹症を考える」をテーマにお題を出し、皮膚科から八木宏明先生、河井一浩先生、菅谷誠先生の3名の専門医と病理から大島孝一先生を交え、討論を通じ、LCTと続発性リンパ腫様丘疹症の疑問に迫る。

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当科で加療した、ALCL症例を供覧させていただく。70歳代女性、右内果の腫瘤にて受診、放射線、手術、ベキサロテンにて加療、途中で薬疹疑う症状あり、ベキサロテン中断後再投与した。70歳代男性、後頭部、躯幹、腋窩等の結節、硬結にて受診、ベキサロテン、MTXで加療した。70歳代女性、頭頸部、側腹部等の結節にて受診、MTX、ベキサロテンで加療した。

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当科では、2017年〜2021年2月までの期間にベキサロテンによる治療をおこなったCTCLは11例(年齢は37-84歳、男性8例、女性3例)であり、菌状息肉症は10例(Stage IB:2例、IIA:1例、IIB:6例、IIIA:1例)で、末梢性T細胞リンパ腫1例であった。当科での症例を供覧し、ベキサロテン治療に際しての疑問点や課題を共有したい。

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当セミナーでは、毛包向性菌状息肉症の自験例を提示し、病理医、臨床医の立場から、毛包向性菌状息肉症について鑑別診断、予後、治療選択について討論を行う。一般的な菌状息肉症のLarge cell transformationとよばれる組織学的転化についても併せて解説をする。
<自験例>
70歳代女性。X-2年より水疱性類天疱瘡の加療中に、X年3月より左臀部に浸潤性紅斑が出現し、各種精査の結果、毛包向性菌状息肉症の診断となった。放射線照射、外用PUVA療法が著効し、長期皮疹を認めない状態であったが、X+6年、左膝外側に小指頭大の紅色隆起性病変を認め、病理組織像よりlarge cell transformationを認めた。

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病理組織学的に、表皮向性の顕著なCD8陽性異型リンパ球がパジェット病類似の胞巣を形成して浸潤した菌状息肉症に対するベキサロテンの使用経験を報告する。さらにパジェット様細網症の特徴やCD8陽性皮膚リンパ腫、表皮親和性の強い皮膚リンパ腫に遭遇した場合の基本的な鑑別手順について自験例を紹介しながら解説する。

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細胞障害T細胞由来の皮下脂肪織炎様T細胞リンパ腫は経過の良いものから、予後不良のものまで多彩であり、症例を通して病理と臨床を提示する。また同様に細胞障害NK細胞由来、T細胞由来の予後不良の節外性NK/T細胞リンパ腫・鼻型、原発性皮膚CD8陽性劇症型表皮向性細胞傷害性T細胞リンパ腫の鑑別についても提示したい。

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ベキサロテンは皮膚T細胞性リンパ腫に対する治療薬であり、早期から進行期の症例まで幅広く使用できる。しかし実臨床の場面では、どのような病型や病期がベキサロテン投与に適するのか、効果的な併用療法は何か、どのように副作用に対応すべきかなど様々な疑問が生じる。本講演では当科で経験した症例を例にして、これらの点について考察する。

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薬疹とリンパ腫との鑑別について:丘疹紅皮症様皮疹を例に丘疹―紅皮症(太藤)は1979年に太藤らが、苔癬状丘疹に始まりびまん性紅皮症様病変を生じた症例として報告した。丘疹紅皮症様皮疹を呈する皮膚T細胞性リンパ腫は古くより知られているが、ときに薬疹として生じることもある。本セミナーでは、それらの鑑別について議論する。

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講演1「Narrow-band UVB療法とベキサロテン内服併用が奏効しているSézary症候群」
新井 達 先生(聖路加国際病院 皮膚科 部長)
30歳台,女。初診2ヶ月前から瘙痒を伴う皮疹が多発し,当科紹介。経過中に紅皮症を呈し,病理組織学的にPautrier微小膿瘍,異型リンパ球の真皮上層の稠密な浸潤,末梢血に異型リンパ球を認め,Sézary症候群と診断。Narrow-band UVB療法とベキサロテン内服加療で約2年半経過をみているが,皮疹の再燃はない。経過を交えて報告する。

講演2「セザリー症候群に対する治療~東大病院での症例紹介~」
管 析 先生(東京大学 皮膚科 講師)
セザリー症候群は紅皮症、末梢血中の腫瘍細胞、リンパ節腫脹を特徴とする原発性皮膚T細胞リンパ腫であり、非常に稀な疾患である。東大病院皮膚科では現在までに19症例のセザリー症候群の治療経験がある。その一部の症例の治療経過を紹介するとともに、血液検査データによる予後予測などを考察したいと思う。

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専門医を更新して、ようやく一端の皮膚科医になれたと思っても、未だに見たこともないATLの特異疹に毎年出会う。それだけではなく、他疾患に誤診しかけることもある。ATLの皮膚病変は多彩で奥深い。本講演では多彩な皮膚症状の一端を紹介しつつ、ATLの診断の一助となりえるポイントなど、ATL診療で役立つ知識を紹介したい。

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紅皮症をみる、セザリー症候群、紅皮症型菌状息肉症、紅皮症型ATLの鑑別は非常に困難であるが、今後の治療方針を決定するためには重要である。臨床的な側面からと、病理的な側面からを、専門家を交え、バーチャルスライドを使用し、免疫染色の染色性も踏まえ、具体的に解説を行いたい。

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皮膚リンパ腫診療ガイドラインが本年改訂された。今回はGRADE方式に基づいてクリニカルクエスチョンの設定、文献の収集と評価、推奨度決定を行った。本講演ではクリニカルクエスチョンを中心に改訂ガイドラインを解説する。

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1. 「菌状息肉症に対する光線療法における留意点」
錦織 千佳子 先生 (神戸大学 皮膚科 教授)

菌状息肉症 (MF) では初期におけるsite-directed therapyとして光線治療が選択されることも多いが、
MFに対する定まった光線治療のレジメンは確立されていない。最近NB-UVB治療とbexaroteneの併用により、bexaroteneの投与量を少なめにして副作用を抑えつつ、良好な治療効果を得ることができることも報告されている。本講演ではMFにおける光線治療の適応例、留意点、多剤との併用について述べたい。

2. 「皮膚T細胞性リンパ腫治療におけるベキサロテンの新たな可能性:単剤療法から併用療法へ」
藤村 卓 先生 (東北大学 皮膚科 講師)
ベキサロテンは、早期から進行期にかけて幅広い有効性が報告されており、その汎用性からCTCL治療における役割が注目されている。加えて、ベキサロテンは紫外線療法との併用が近年注目されている。本セミナーでは、ベキサロテン単剤療法と紫外線療法との併用を比較することにより、ベキサロテン投与における最適化を考察する。

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MALTリンパ腫は低悪性度のB細胞リンパ腫で、頭頚部中心に皮膚に初発することがあります。さらに、臨床像・病理組織像とも偽リンパ腫やIgG4関連疾患との鑑別に悩んだ経験がみなさんにもあるかもしれません。本セミナーでは実際の症例を提示して、病理組織学的ポイントと他疾患との鑑別について、病理医と皮膚科医の視線から解説します。

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講演1「皮膚科医の立場から~当院における放射線治療の位置付け~」
管 析 先生(東京大学 皮膚科 講師)
CTCLの治療戦略において放射線治療は不可欠である。未分化大細胞リンパ腫の単発病変に対する根治療法としての局所放射線照射、進行期菌状息肉症の病勢コントロール目的の全身放射線照射など、その役割は多岐に渡る。当院でのCTCL治療における放射線治療の位置付けを症例を交えて紹介したいと思う。

講演2「放射線治療の実際~単回電子線照射、全身皮膚電子線照射からトモセラピーへ~」
北口 真由香 先生(東京逓信病院 放射線科)
リンパ腫は放射線感受性が高い疾患であり、CTCLにおいても放射線治療は有用な治療法である。近年東大病院では、CTCLの局所の放射線治療は単回照射を積極的に採用し、全身皮膚照射は電子線でなくトモセラピーを用いて行っている。放射線治療の実際について症例を交えつつ述べる。

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紅斑/局面の皮膚病変に限局する早期菌状息肉症は、ステロイド外用と紫外線療法がよく奏効する。一方、上記治療に抵抗性あるいは進行期の症例は、個々の病態に応じて治療を選択することになる。本セミナーでは、ベキサロテン導入のタイミングについて、我々の施設で経験した症例を交えつつ考察したい。

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紅斑/局面の皮膚病変に限局する早期菌状息肉症は、ステロイド外用と紫外線療法がよく奏効する。一方、上記治療に抵抗性あるいは進行期の症例は、個々の病態に応じて治療を選択することになる。本セミナーでは、ベキサロテン導入のタイミングについて、我々の施設で経験した症例を交えつつ考察したい。

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セミナーでは、B細胞性リンパ腫で、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL :leg type、high grade、intravascular lymphoma)、免疫不全関連リンパ増殖性疾患(DLBCL、Lymphomatoid granulomatosis)の症例について、組織のバーチャルスライドを用い、病理医の見方、臨床医の見方について各々の立場から討議を行う。

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2016年より本邦で使用可能となったベキサロテンは、早期から進行期にかけて幅広い有効性が報告されており、その汎用性からCTCL治療における役割が注目されている。本セミナーでは、東北大学を含め全国5施設、32症例の実臨床でのベキサロテン使用経験を報告する。加えて、ベキサロテンの作用機序となりうる免疫学的背景に関して若干の考察を加える。

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皮膚T細胞性リンパ腫の中でも我々が直面する疾患は菌状息肉症であろう。大多数の症例はskin directed therapyにて病勢のコントロールは可能であるが、進行期の菌状息肉症(ⅡB以降)は予後不良であり、治療は主に全身化学療法である。しかし現時点での化学療法の奏効率は満足いくものではなく、毒性も高い。2014年3月に再発又は難治性のCCR4陽性の皮膚T細胞性リンパ腫に対してモガムリズマブが承認を取得し、MAVORIC試験の結果を得て、2018年8月に一部変更承認を取得し、用法が変更されている。また2016年1月にはベキサロテンが承認、米国では2017年に再発性または難治性原発性皮膚未分化大細胞リンパ腫およびCD30陽性菌状息肉症に対してブレンツキシマブ・ベドチンが承認された。効果にばらつきは認めるが、医療の進歩が進行期の皮膚T細胞性リンパ腫のQOLや予後を改善してきていると感じる。しかし、いずれも進行期の患者を寛解へいざなう治療法では無い。また化学療法に対する治療抵抗性の皮膚T細胞性リンパ腫患者に残された治療が骨髄移植であるのは周知の事実である。奏効を得ることはさることながら、適応患者の選択や副作用のマネージメントが必須である。皮膚科医として進行期の皮膚T細胞性リンパ腫に対して出来ることは?出来ないことは?そして血液内科医との橋渡しとして重要なことは何なのであろうか?今回は血液内科医と進行期皮膚T細胞性リンパ腫のマネージメントを検討したい。

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ベキサロテンの国内第Ⅰ/Ⅱ相試験(B-1101試験)につづくB-1201試験はその継続試験で10名が参加しています。本セミナーではこの試験結果をもとに、ベキサロテンの投薬時の注意点について紹介します。副作用については、内分泌がご専門の槙田先生に加わっていただき、そのマネジメントについて検討を加えます。

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菌状息肉症は、病態が多岐にわたり複雑である。組織のバーチャルスライドを用い、病理がどこに着目しているかを説明し、臨床からの肉眼所見との対比について触れたい。セミナーでは、「腫瘤期、扁平浸潤期、紅斑期、毛包向性菌状息肉症、肉芽腫様弛緩皮膚、パジェット様細網症」の症例について、病理の見方、臨床の見方について各々の立場から具体的に討議を行う。

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ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)が全く異なる2つの疾患(成人T細胞白血病[ATL]とHTLV-1関連脊髄症 [HAM/TSP])をひきおこす機序にはまだ多くの謎が残されているが、その背景には免疫の関与がある。また、造血幹細胞移植を含む最近のATL治療にも免疫機序が関与する。基礎研究に基づき、ATLの発症機序や治療における免疫の役割と新たな治療への展望について解説する。

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「ATLの診断と病型分類」
ATLは約半数の患者が皮膚病変を発症し、皮膚科が初診であることも多い。予後の予測や治療方針決定のほか血液内科への紹介の要否を判断するためには、正しい診断、病型分類が重要である。ATLの診断や病型分類のほか、予後予測因子などについて解説する。

「ATLの造血幹細胞移植療法」
ATLは、HTLV-1が原因で発症する末梢性T細胞腫瘍である。新規治療薬剤も登場したが、化学療法のみでの予後は依然不良である。造血幹細胞移植はATL患者の治癒を目指す唯一の治療として発展を遂げつつある。ATLに対する移植方法の多様性(移植細胞源の広がり、ミニ移植の開発など)と移植成績について解説する。

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菌状息肉症早期例は臨床的、病理組織学的に炎症性皮膚障害と類似することがある。当科は、北海道大学医学研究科皮膚科等との共同研究で、菌状息肉症におけるCADM1の発現およびその有用性について検討を行った。菌状息肉症の腫瘍細胞におけるCell adhesion molecule 1(CADM1)の発現について免疫組織化学的解析を行い、58例中55例(94.8%)でその発現を認め、選択的に採取した腫瘍細胞でCADM1の遺伝子発現を確認した。CADM1は早期菌状息肉症の診断、および炎症性皮膚障害との鑑別において有用な指標となり得る。東京大学皮膚科の宮垣朝光先生を交え、菌状息肉症と炎症性皮膚疾患について対談する。

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菌状息肉症の早期病変や一部の成人T細胞白血病/リンパ腫では、臨床的には紅斑や局面といった炎症性皮膚疾患と類似した症状しか認めないことがある。そのような症例では組織学的にも少数の腫瘍性T細胞とともに多数の非腫瘍性T細胞が浸潤しており、ポートリエの微小膿瘍などの特徴的な所見がない限り診断が困難なことが多い。他の皮膚悪性腫瘍では認めることのない、炎症性皮膚疾患との鑑別、類似点について考察したい。

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ベキサロテンを有効成分とする抗悪性腫瘍剤であるタルグレチン®が、2016年1月本邦において「皮膚T細胞性リンパ腫」に対する治療薬として承認され、早期から進行期までの幅広い病期に使用できるようになった。これまで当科にてベキサロテンを投与した患者16例の治療経過を検討した。中でも菌状息肉症の早期症例へのベキサロテン治療の有効性・安全性について注目し報告する。

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ベキサロテンは皮膚T細胞性リンパ腫に対する治療薬で、有効性が示される一方多様な副作用に注意が必要な薬剤である。今回投与開始後3ヶ月頃より白血球減少、好中球減少が生じ、休薬・減量再開で対応しながら治療継続中である1例を中心に、当科における使用症例の経過について報告する。

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本講演では、これまでに東北大学病院皮膚科でベキサロテンにより治療したCTCLの症例13例の奏効と副作用に関して検証した。投与期間の中央値は157.5日、投与平均日数は264日であった。一年以上投薬した患者は5名、3ヶ月以内に投与中止した患者は3名であった。治療効果、病期、転帰、副作用などの観点から今後のベキサロテン投与対象症例を論ずる。

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皮膚リンパ腫は、病理が多岐で、分類も非常に複雑で分かり難く、WHO分類の改訂により更に複雑になっている。しかしながら、臨床予後もさまざまであり、正確な診断は必須である。今回、T細胞性(NK細胞性を含む)、B細胞性、を考慮しながら、各亜型について具体的に診断を解説したい

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皮膚リンパ腫は、病理が多岐で、分類も非常に複雑で分かり難く、WHO分類の改訂により更に複雑になっている。しかしながら、臨床予後もさまざまであり、正確な診断は必須である。今回、T細胞性(NK細胞性を含む)、B細胞性、を考慮しながら、各亜型について具体的に診断を解説したい。

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当科では菌状息肉症(MF)/セザリー症候群(SS)に対してタルグレチン®を投与した7症例(MF6例、紅皮症型CTCL1例)を経験した。投与期間は最少1ヶ月から最大1年であり、臨床効果は、PR4例、SD 1例、PD 2例であった。タルグレチン®単独投与では消退しない病変に対しては、光線療法との併用が有効であった。タルグレチン®投与に随伴する脂質代謝異常と甲状腺機能低下症に対しては、フェノフィブラートとレボチロキシンを併用している。特に、脂質異常の対応法として、フェノフィブラート抵抗性の中性脂肪高値がイコサペント酸エチルの併用により改善が得られたことは興味深い。タルグレチン®の効果は投与1ヶ月以内の早期に認められる場合と数ヶ月後にみられる場合があり、効果発現まで投与を継続するためにも副作用への対処が非常に重要である。

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皮膚リンパ腫は、病理が多岐で、分類も非常に複雑で分かり難く、WHO分類の改訂により更に複雑になっている。しかしながら、臨床予後もさまざまであり、正確な診断は必須である。今回、T細胞性(NK細胞性を含む)、B細胞性、を考慮しながら、各亜型について具体的に診断を解説したい。

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セザリ―症候群は菌状息肉症の特殊型で、その病期分類や治療戦略は、菌状息肉症に準じて考えられていますが、まれな疾患なため症例の蓄積が必要です。今回、タルグレチン®とステロイド外用薬の併用を1年以上継続し、小康状態を維持しているセザリ―症候群の一例を経験したので紹介します。

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ベキサロテンを経済的な理由でやむを得ず中止し、約5ヶ月後に投与再開できた進行期菌状息肉症(IIB)の1例を経験した。ベキサロテン投与中止後に上昇したmSWATは投与再開後にPRを達成した。菌状息肉症の治療におけるベキサロテンの投与方法に関して、参考となりうる症例の可能性があり、報告する。

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新規レチノイド薬として発売されたタルグレチンの使用例は増えているが、効能効果はまだ抱きにくい状態である。我々の施設では9症例を経験し、いずれもadvanceな症例であった。その経験を供覧し、より効果・安全性の高い使い方について検討する。

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菌状息肉症は長い経過をとる事が多く、紅斑期、扁平浸潤期の間は出来るだけ皮膚局所に効果があり全身の副作用の少ない紫外線療法が選択される事が多い。しかし、扁平浸潤期にあっても皮疹が露出部の目立つ部位にあったり、罹患部位が広い場合、ベキサロテンの内服が併用されるケースがある。ベキサロテンは高率に高脂血症を引き起こし、一方、高脂血症の治療薬には光線過敏症を引き起こす薬剤も多い。本セミナーでは菌状息肉症での紫外線療法について概説し、光線治療とベキサロテンの併用により、皮疹の改善を得た自験例についても触れる。

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菌状息肉症(MF)を含めたCTCL(皮膚T細胞性リンパ腫)の治療は、局所療法(Skin-directed therapy:SDT)と全身療法(Systemic therapy:ST)に分けられる。早期MFは年単位で緩徐な経過をたどるものが多く、初期治療はSDTから開始し、再発や難治性病変、または病期の進行にあわせてSDTにSTを組み合わせていく。SDTは外用療法、光線療法、凍結療法、手術療法、放射線治療などがある。このWebセミナーではMFのSDTを中心に概説する。

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講演1 槙田 紀子 先生 甲状腺機能低下症の治療と安全性対策
ベキサロテンは高頻度で中枢性甲状腺機能低下症をきたすため、海外ではベキサロテン開始と同時に甲状腺ホルモン製剤の開始が推奨されているが、わが国では保険診療上予防的投与は認められていない。現時点でのわが国における甲状腺機能低下症の対応策として、甲状腺ホルモン製剤の開始時期、投与量、中止時期などにつき、実際の症例をもとに概説する。

講演2 飯塚 陽子 先生 脂質異常症の治療と安全性対策
ベキサロテンの副作用として、発現頻度の高い脂質異常症について、最新版の診断基準とそのリスク管理、
病態に応じた治療薬の選択と薬剤併用療法の注意点、副作用が発現した場合の用量調節の目安、内科との連携、Q&A等も含め、具体的な症例を提示しながら、脂質異常症の治療と安全性対策を中心に述べる。

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菌状息肉症は進行期(病期:IIB~IVB)になると、しばしば皮疹が潰瘍化し、強い疼痛を伴いQOLの低下をきたす。今回我々は、エトポシドの全身投与に抵抗性であった皮膚の多発潰瘍に対してタルグレチン®を導入し著明改善が得られた菌状息肉症の1例を経験したので症例を供覧する。

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講演1 大島 孝一 先生
皮膚の悪性リンパ腫は、病型分類が非常に複雑で分かり難く、常に疑問の声が上がっている。しかしながら、病型によって予後良好・不良のものが混在するため、病型分類は重要であり、また医療の進歩により
一部の病型は治るものとなってきている。この点を念頭におき、B細胞性、T細胞性(NK細胞性を含む)を考慮しながら、各病型について具体的に診断を解説したい。

講演2 猿田 寛 先生
当科にてベキサロテンを投与した患者は菌状息肉症7例であり、ステージⅠB~ⅣA1、男女比は5:2と男性が多く、平均年齢は72歳であった。全例で奏効を得たが6例は減量または休薬を要した。また1例は著明な食欲不振・体重減少にて投与の継続が困難となったが、6例は現在も投与継続中である。併用療法としては1例でNB-UVB療法を行った。今回、自験例を通してベキサロテンの投与について考案したい。

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講演1 宮垣 朝光 先生
皮膚T細胞リンパ腫、特に菌状息肉症を中心としたindolentなリンパ腫の治療戦略では、如何にして副作用の少ない治療で病勢のコントロールを行うかが重要である。放射線治療は比較的副作用が少なく、QOLに関わる潰瘍を伴う腫瘤や浸潤局面を制御できる有用な治療法である。実際の症例を交えて、当院における放射線治療の位置付けについて述べる。

講演2 大熊 加惠 先生
リンパ腫は放射線感受性が高い疾患であり、CTCLにおいても放射線治療は有用である。特に局所的放射線治療では、大きな負担なく高い治療効果を得ることができる。当院で用いている単回電子線照射を中心に、当院における放射線治療の実際を述べる。

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皮膚T細胞性リンパ腫は進行が緩徐で皮膚科的治療が有効であるが、進行期には全身化学療法が必要となる。唯一完全治癒の可能性のある治療法は同種造血幹細胞移植であるが、本治療は毒性も高く、しばしば移植施設への紹介が遅れがちになる。本講演では、造血幹細胞移植のエッセンスと、どのような患者をいつ血液内科に紹介すればよいか解説します。

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菌状息肉症の診断は必ずしも容易ではありません。とくに初期病変や病歴が短い段階では困難です。類乾癬と診断した場合、将来、菌状息肉症になるのか予見することは難しいです。さらに偽リンパ腫型薬疹、アトピー性皮膚炎は悩ましい鑑別疾患です。一方では、菌状息肉症の治療はオプションが増えました。このうち、ベキサロテンは、必発する脂質代謝異常、甲状腺機能低下、その他、白血球減少や肝機能異常に注意し、うまく使うことがコツなります。当病院での症例を供覧しながら解説します。

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CTCLの治療~当院でのタルグレチン使用経験~
近年、タルグレチンなどCTCLの治療選択肢が増えている。菌状息肉症では、長い経過の中でこれらの薬剤を効果的に使い分けることが求められる。本講演では、まずCTCLの治療と血液内科との連携について概説する。次に、菌状息肉症に対する当院での使用経験をもとに、タルグレチンの効果や使用法について述べる。

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講演1 鹿毛 勇太 先生
「タルグレチン®休薬・減量を経て奏効している菌状息肉症」
30歳代女性、菌状息肉症stageⅡB。タルグレチン®6カプセル(300mg/m2)より開始し、投与7日目に軽度肝機能障害のため休薬した。減量を経て再度6カプセル内服を継続し、partial responseを維持している。
休薬、減量、再増量のタイミングについて自験例から得られた知見を報告する。

講演2 和田 秀文 先生
「ALCLの治療-当科におけるタルグレチン®の使用経験・見えてきたこと-」
ALCLは原発性皮膚悪性リンパ腫の中でATLに次ぐ病型である。他のCTCLと違い、孤立性病変が多く、外科的切除、電子線照射の局所療法が治療の選択となる。それでも、再発、出没を繰り返し、急速進行や予後不良となることもある。今回、ALCLの再発にタルグレチン®を使用し、その効果、副作用とその対策、これからのALCLの治療戦略で見えてきたことを述べる。

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講演1 緒方 大 先生
「モガムリズマブ投与による腫瘤縮小後にタルグレチン®投与を継続しているCTCLの1例 」

タルグレチン®は、レチノイドの一種であるベキサロテンを有効成分とする抗悪性腫瘍剤で、本邦においては2016年1月「皮膚 T 細胞性リンパ腫」に対する治療薬として承認を得た薬剤である。今回我々はインターフェロン‐γ製剤、単剤化学療法に治療抵抗性のCCR4陽性CTCL (T3)に対し、モガムリズマブ投与によりPRを得た後にタルグレチン®で腫瘍縮小を維持している1例について報告する。

講演2 藤村 卓 先生
「東北大学皮膚科におけるタルグレチン®使用経験とその免疫学的背景の検討」

CTCLの治療は、新規薬剤の承認が進み、治療選択に幅が出た一方、使用する薬剤の選択が時に困難である。これまで、我々は菌状息肉腫の免疫学的背景を炎症期と免疫寛容期に分けることを示してきた。このシステムを用いて、これまで我々がタルグレチン®を投与してきた症例3症例を検証した。タルグレチン®を投与してきた我々の症例では最大効果は3例ともPR以上だが、1症例では2ヶ月で腫瘍の拡大を認めている。

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講演1 清原 英司 先生
皮膚T細胞性リンパ腫の治療薬としてレチノイド製剤であるタルグレチンが承認され、脂質異常症や甲状腺機能低下症は高頻度で発現することがわかってきた。肝機能障害の発現にも注意が必要であり、本施設ではGrade3の肝機能障害が発現したが、タルグレチンを休薬・減量することで対応し、3年以上PRを維持した症例を経験した。肝機能障害への対応法を紹介するとともに、その他の抗がん剤や放射線治療の併用例を供覧する。

講演2 巽 智秀 先生
薬物性肝障害は、薬剤自体または薬剤の代謝産物に起因する肝障害である。原因薬剤としては、薬物だけでなく、健康食品・嗜好品なども含まれる。薬物性肝障害のコントロールは、原疾患の治療戦略にも影響を与え、重要である。本Webセミナーでは、薬物性肝障害の診断、治療、予後について概説したいと考えている。

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皮膚リンパ腫は腫瘍細胞がリンパ球であることから炎症性疾患との鑑別が難しいことがある点、診断に免疫学など他領域の知識が必要なことがある点が他の皮膚の悪性腫瘍と異なります。皮膚リンパ腫に興味があっても、診療にあたって二の足を踏む一番の原因でないでしょうか。本セミナーでは初心者を対象に皮膚リンパ腫の診断や病期分類にあたってどのような検査があり、どのように利用するのか紹介します。

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菌状息肉症の診察を医師役と患者役でロールプレイで紹介致します。

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皮膚T細胞性リンパ腫の治療効果判定について、最も多い病型である菌状息肉症を中心に皮膚・リンパ節・内臓・血液病変の評価や留意点、mSWAT

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1.皮膚T細胞性リンパ腫の治療戦略
2.治療に対する安全性対策

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